こんにちは。きりまるです。
今回は石田章洋さんの「企画は、ひと言。」を読みました。
企画を通す立場の人にとって勉強になる内容ですし、私たちに親しみのあるプロダクツがどのように企画されて完成したものかも書かれており、企画する立場でない人も面白く読むことができます。
人の心をつかむ「ひと言」って使いこなせるようになりたいわム。
- 会社で企画を通す必要があるが、迷想して行き詰まってる人
- 売れている製品がどのようなコンセプトを持っているか知りたい人
- 世の中を今よりも少し良くしたいという密かな野望を抱いている人
想いをカタチにするための本!
「もう少しこうなったら世の中良くなるのに」といった想いをカタチにするには企画を通さなければなりません。
会社に限らず、そこそこの規模の事業を実行しようとすれば自分だけでなく人を動かすことも必要です。
その時に自分の企画を関係者が理解し行動してもらうためには、その人たちに刺さる「ひと言」が重要になります。
その「ひと言」を作ることができれば、協力者は勝手にいい仕事をしてくれるし、自分自身も迷わずに事業を実行することができるし、サービスの受け取り手もコンセプトを理解することができます。
「ひと言」で言えることはヒット企画の条件
「ひと言」で言えるというのは、「聞いただけでイメージができる」ということです。
例えば任天堂の大ヒット家庭用ゲーム機「Wii」を企画するときの「ひと言」は「家族全員に触ってもらえるゲーム」というものでした。
Wiiを知っている人なら納得ができる「ひと言」なのではないでしょうか?
開発している最中のWiiのコンセプトが「家族全員に触ってもらえるゲーム」であるなら、
- 技術開発者「じゃあ従来のコントローラー形式ではなくリモコンのカタチにしてみよう」
- 広報担当「じゃあCMは家族3世代が一緒に遊んでいる感じにしようか」
- コピーライター「じゃあキャッチコピーは「Wiiのある新しい生活」はどう?」
といった具合にそれぞれの部署が製品をイメージしてスムーズに動き出せそうですよね!
しっかりした「ひと言」はそれだけで企画を動かす強いパワーを持っているんです。
企画とは世界を進化させるもの!
企画をするのは世の中を少しでも良くするためです。
世の中に求められていなかったり受け入れられない企画はただの独りよがりです。
「何のためにこの企画をやるのか」を明確にするために洗練された強い「ひと言」が必要になります。
価格:1540円 |
コメント