こんにちは。
今日もITパスポート試験の内容を一部紹介しましょう。
ITパスポートおもしろいよ| ˙꒳˙)チラリンチョ
コンピューターシステムのトラブルに備える考え
- フォールトトレランス
- フェールセーフ
- フェールソフト
- フォールトアボイダンス
- フールプルーフ
全部、「フ」で始まるんハム。
①フォールトトレランス
フォールトトレランンス(Fault Tolerance/FT)とは、システムの一部に障害が発生した際でもシステムの機能を続行できるように対策を施しておくこと。
システムを構成する重要部品を多重化したりすることでシステムの継続を担保します。
例えば、パソコンなどのデータを保存するためのハードディスク。
重要なデータを保存する時にひとつのデータをハードディスク<A>とハードディスク<B>の二つにそれぞれ同じものを保存することがあります。
こうしておけば仮にハードディスク<A>が故障してしまっても、無事なハードディスク<B>にデータが残っているから重要なデータを取り出すことができますね( ´_ゝ`)フムフム
②フェールセーフ
フェールセーフ(Fail Safe)とは、機器に故障が発生した時に被害を最小限にとどめるようにシステムを安全な状態に制御する技術のことです。
例えば、冬に使うストーブを思い出してください。(´-`).。oO
石油ストーブや電気ストーブはある一定の揺れを検知したり転倒した時に火や電源が自動的に消えるようになってますよね。
これはストーブが異常な状態になった時に、何よりも火を消すことを優先して火事を防ぐことを目的とした考え方です。
炎🔥が上がってしまうと制御できなくなってしまうので、異常事態になったらまずは火を消してしまうという考えは理解できますね。
③フェールソフト
フェールソフト(Fail Soft)とは、システムに障害が発生した時に、多少の性能の低下を許容してシステム全体の稼働を継続するための機能を維持させようとする技術のことです。
例えば、みなさんが乗る飛行機のエンジン。
多くの旅客機には最低2つのエンジンが搭載されています。
最近では燃費の関係で少なくなりましたが、多いものだと4つのエンジンを持つ飛行機もいますね✈️
エンジンを複数持つ理由は、空を飛んでいるときに一部のエンジンが故障で止まってしまったとしても、残りのエンジンで安全に着陸できるように考えられたものです─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
④フォールトアボイダンス
フォールトアボイダンス(Fault Avoidance)とは、そもそも不具合や故障が発生しないように信頼性の高い設計を行う考え方です。
fault:故障、avoidance:避ける、という意味ですね。
そもそも「故障しないようにする」考え方ですが、それができたら苦労はないぜ!と思いますよね( ー̀ὢー́ )
これも飛行機のエンジンで例えると、飛行機のエンジンは一つ一つの部品に高い品質が求められ基準をクリアしたものしか使われません。
エンジン故障は多くの人の命に関わるため当然と言えば当然ですよね。
また定期的な保守・点検も実施し、部品が壊れてしまう前にまだ使用できるものだとしても交換することで飛行中のエンジン故障を未然に防ぎます。
コストはかかりますが、人命に関わるような重大なシステムにはフォールトアボイダンスの考え方が大切ですね。
また飛行機のエンジンで言えば【③フェールソフト】と組み合わせて、フォールトアボイダンスでつくられた壊れにくいエンジンが万、万、万が一に故障してしまっても残りのエンジンで安全に飛行を継続できるようにシステムが設計されていますΣ(゚Д゚)スゴイネ!!
⑤フールプルーフ
フールプルーフ(Fool Proof)とは、人間が誤操作をしにくいようにしたり、操作を誤っても故障や障害などの被害が発生しないようにする設計方法です。
fool:愚か者、proof:耐える、という意味です。
「愚か者に耐えるシステム」ということですね( ノД`)ヒドイ
例えば、車のエンジンをかける時。
AT車はエンジンがかかると勝手に前に走り出してしまいますが、それを防ぐためにギアがP(パーキング)の状態かつブレーキを踏んだ状態でないとエンジンがかからないようになっています。
これなら突然の発進を防止することができますね⸜( ˙꒳˙ )⸝よき
似たような名前が多くて覚えにくいですね…
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